その夜の空気は、まるでおろしたてのコットンのように乾いていて、それでいてどこか湿った予感を孕んでいた。僕が座っていたのは、薄いブルーの照明が灯る、街の喧騒から隔絶された小さなスタジオの一室だ。
壁には古いジャズレコードのジャケットが、静かに時を刻むように飾られている。依本しおり、あるいはここでは「まみちゃん(仮名)」と呼ぶのがふさわしいその女性は、部屋の隅で小さなトランクケースにもたれるように立っていた。
20歳。まだ彼女の瞳の奥には、未来という名の広大な砂漠が広がっているように見えた。彼女は芸能界という、時に甘く、時に残酷な迷宮の入り口に立っている。
黒髪のロングヘアーは、まるで夜の帳(とばり)のようにその白い首筋に沿って流れ、清楚な雰囲気と、その下に隠された確かな巨乳の輪郭が、アンバランスな静けさを醸し出していた。
テレビ局の知人から紹介されたという彼女の背景には、きっと多くの夢と、それを掴むための切実な思いが絡み合っているのだろう。まるで、深夜三時に誰もいないバーで聞く、遠い汽笛の音のように、微かで、しかし確かな切実さだ。
まみちゃん(仮名)20歳。業界で生き残るための枕営業を映像に記録。のAV女優名は依本しおり
タイトルは「まみちゃん(仮名)20歳。業界で生き残るための枕営業を映像に記録。未来ある芸能界の卵に中出し。」。AV女優名は依本しおり。
「世界を旅する途中で、ふと立ち寄った無名のバーの片隅で、自分の存在の儚さと、それゆえの美しさを感じてしまうような夜」を知っている君へ。
黒髪清楚な美貌の裏で、夢と現実の取引を交わす女性の切実な物語に、心を揺さぶられたいと願う君に、この作品を贈ります。
依本しおりの取引としての夜
僕が差し出したのは、彼女の未来につながるかもしれない、一本の細い蜘蛛の糸のような仕事だ。そして、その対価として求められるのは、彼女がその肉体を通して差し出す、一種の「契約」だった。
着慣れない、しかし清楚さを演出する衣装に着替えた彼女の表情は、初めは張り詰めた弦のように硬かった。だが、僕がそのEカップの柔らかな曲線に触れた瞬間、何かが解放された。それは、義務感か、あるいは自己防衛の檻から飛び出す小さな革命の萌芽だったのかもしれない。
彼女は求められるままに、まるで舞台での役を演じるかのように、枕営業という名の切実なパフォーマンスを繰り広げる。その姿は、痛々しいほどに健気で、僕はその献身的な熱量に、半ば呆然としながらカメラのシャッターを切っていた。
仕事を得るための必死な行為が、やがて彼女自身の感情の奔流へと変わっていく。下から、上から、激しく突き上げられるたびに、彼女の意識は遠い銀河系の果てへと飛ばされていくようだった。
知り合いからは「好きなようにしていい」という、まるで地図のない海図を与えられたような言葉を預かっていた。だから僕は、彼女の奥深い場所へ、確実に僕の「証明」を残した。それは、この夜の契約が成立したという、ある種の中出しという名の不可逆的な刻印だ。
彼女は、この映像が明るみに出れば、築き上げてきた全てが崩壊するかもしれないという崖っぷちに立っている。しかし、その刹那的な交歓の中には、絶望とともに、未来への小さな、しかし確かな希望の炎も揺らめいているように、僕には見えたのだ。
芸能界で生きる術として枕営業で腰を振りながら見出す
マスターベーションをしながら僕は思った。依本しおりが芸能界で生きる術として、枕営業で腰を振りながら見出すことができる卵であることを。
なんというひどく誘惑する表情をするのだろうか?快感が全身に伝わるたびに、たまらない表情をする。その表情こそが彼女が芸能界で生きる術なのだ。
彼女のセックス中の表情が本当に好きだ。


