それは梅雨の午後だったかもしれない。
僕はエアコンの効いた部屋で、録画したまま再生していなかった作品を再生した。タイトルはやけに説明的で、それがかえって現実味を帯びていた。「陽気に会話をしつつリラックスしてマッサージを受けていたつもりが」この手のタイトルにしては、どこか文学的な余白がある。
画面の中、現れたのは真白ふわりという黒髪の肌の白い清楚な身近にもいそうな女性だった。目元にまだ幼さが残り、それでいてまっすぐこちらを見つめる強さがある。まるで井の頭公園の木陰で見かけた文学少女のようだった。
真白ふわり、黒髪清楚系笑顔の裏に隠された密やかな欲望
この作品は、ある種の倫理と欲望のねじれについて語っている。
舞台は小さな施術室。彼女は恋人とともに訪れていた。なのにだ。指先が背中をなぞるたびに、体がわずかに反応していく。
施術師は言葉数少なく、プロフェッショナルな風を装っている。だがその沈黙には温度がある。そしてそれを、ふわりは確かに感じとっている。やがてカメラのアングルが切り替わる頃、彼女の表情に微かな翳りが差す。
葛藤か、それとも期待か。
指がうなじをなぞり、腰へと降りていく。
彼女は声を出さない。ただ、唇の端がわずかに震えていた。やがてそれが唾液を含んだキスへと変わる頃、彼女はベッドの上に体を横たえ、自らの体をその指にゆだねる。
身近にいる清楚な彼女の知られざる淫らな夜の妄想
黒髪をそっと撫でる指先に、ふとした瞬間の温もりが宿る。
普段は控えめな彼女が、薄暗い部屋の隅で、柔らかく揺れる白い胸を隠すことなくさらけ出している姿を想像してしまう。その無垢な面影とは裏腹に、秘めたる欲望がゆっくりと目覚めていく。
彼氏の視線が届かぬその背後で、彼女の身体は施術師の手の中で震え、やがて声にならない喘ぎへと変わる。どこか罪悪感に似た甘美な熱を帯びた感覚に、僕は息を呑んだ。
それはまるで、日常の片隅でひっそりと咲く秘密の花のようだ。彼女のふわふわと揺れる乳房が月明かりに透けて浮かび上がるその瞬間を、僕はひたすら反芻し静かな興奮に身を委ねてしまうのだ。
言い訳の効かない午後に
僕はこの作品を見終えたあと、しばらく部屋のカーテンを開けられなかった。あまりに静かな余韻と、少しだけ罪悪感に似たものが胸に残っていた。だけど、それがむしろ「抜け目のない快楽」なのだと、僕は知っている。
真白ふわりという女優の、どこにでもいそうな清楚な雰囲気とふとした瞬間に現れる色香のギャップ。そのコントラストに、僕はまんまとやられてしまった。
作品名は「【NTR隠し撮り】陽気に会話をしつつリラックスしてマッサージを受けていたつもりが、だんだんと際どい部分の施術になり感じてしまう。ガッツリ触ってほしい彼女はついに自らおねだりをし、その身の全てを施術師に託して性行為に励んでしまう…。【ふわり】（DDH-335）」、女優名は真白ふわりちゃん。
