静かな留守番の夜に起きたおねショタとしての境界線【ババロアバス のおねえちゃんと ふたりきり】

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家に誰もいない夜は、音が少なすぎて思考が必要以上に響く。扉の向こうにあるのは、越えてはいけない線と、越えてしまいそうな気配。

その間に漂うおねショタの空気を、ババロアバスは驚くほど丁寧に描く。本作は沈黙や視線、間の取り方で読ませる一冊だ。


ババロアバス のおねえちゃんと ふたりきり

タイトルは「おねえちゃんと ふたりきり」。サークル名はババロアバス。 

刺激よりも気配が好きな人へ。言葉にできない間や、越えないと決めた線の手前で揺れる感情に、心当たりがあるなら、この静かなおねショタの物語はきっと刺さる。


触れてはいけないからこそ緊張は濃くなる

本作は、露骨な描写で押し切らない。代わりに近さと遠さ、ためらいと好奇心のせめぎ合いを、静かな筆致で積み上げていく。

日常の延長にあるふたりきりが、いつのまにか別の意味を帯びていく瞬間。その変化を、台詞よりも余白で伝える構成が印象的だ。

読後に残るのは、何が起きたかよりなぜ胸がざわついたのかという問い。その余韻こそが、本作の魅力だろう。


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