性無知と好奇心のあいだで【くりぃむぱんの性無知さんに痴●体験聞いたら俺も過ちを犯してしまった】

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知らないことは、時に人を守り、時に人を危うくする。静かな雑談の延長で聞いてしまった体験談は、なぜか胸の奥に引っかかり、引き返せない気配を連れてくる。

くりぃむぱんの本作は、出来事そのものよりも、理解していなかったことが引き起こす揺らぎを描く短い物語だ。


くりぃむぱんの性無知さんに痴●体験聞いたら俺も過ちを犯してしまった

タイトルは「性無知さんに痴●体験聞いたら俺も過ちを犯してしまった」。サークル名はくりぃむぱん

刺激よりも後味を重視する人へ。何が起きたかより、なぜ胸がざわつくのか。その理由を探したくなる夜に、静かにおすすめしたい。

言葉を聞いたあとに残る沈黙の重さ

前半は、取り留めのない会話が続く。だがその冗長さがあるからこそ、後半の空気が際立つ。視線が合わない時間、説明されない感情、そして一瞬の判断。作者は直接的な表現を避けながら、越えたかもしれない境界線を読者に想像させる。

彼女は、性無知という名のほとんど純粋な白を纏った黒髪清楚な女の子だった。その無知ゆえに、自分が受けている被害という概念にすら鈍感でいられた。だがその無垢な外見と、彼女が知る性のテクニックの間には、深い隔たりがあった。

フェラから静かに、しかし流れるようにパイズリへ。彼女は、ローションを使い、仰向けパイズリという、ある種の難解な技術を僕に指南する。僕の顔射を受け止めた後、僕の射精を見る顔。それは、単なる快楽ではなく、何かを理解しようとする飽くなき探究心に満ちていた。

その探究心こそが、彼女を動かす唯一のエネルギーなのだ。僕は、その複雑な探究心の謎を解くために、孤独な部屋でマスターベーションを繰り返す。

艶やかさよりも後味を優先した構成は、短編として非常に完成度が高い。派手さはないが、なぜか記憶に残る一冊だ。

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