人は、望んでいない場所に辿り着くことがある。テニスコートの白線の上、やる気のない理由で始めた部活動。けれどそこには、思いがけない共通点と、距離感の曖昧な後輩が待っていた。
これは、言葉にできない期待が少しずつ膨らんでいく物語だ。
うにまろ屋のセンパイ、もっとちくびでイかせてください!
タイトルは「センパイ、もっとちくびでイかせてください!」。サークル名はうにまろ屋。
言葉にしない関係、近づきすぎる距離。その曖昧さに、なぜか惹かれてしまう人に。

趣味と沈黙がふたりを輪姦に近づけていく
うにまろ屋が描くのは、丹念に積み上げられる日常の隙間に生まれる近さだ。周囲にはただの先輩後輩に見える関係。でも共有された趣味や視線のやり取りが、確実に空気を変えていく。
主人公の胸に芽生える期待と不安は、読者の記憶とも静かに共鳴する。踏み出す勇気と、噂がもたらす揺らぎ。その緊張感こそが、この作品の最大の魅力だ。
黒髪清楚な巨乳の彼女の奔放さ
僕らは、たいてい水曜日の午後に会った。共通の趣味のような、それは古いバーのマスターが教えてくれた飲み方と同じくらい、どうでもいい前置きだ。女のささやかな約束や仕草は、まるで耳の形みたいに、パーソナルで完璧に僕の領分を侵蝕してくる。
黒髪の彼女は、柔らかな表情で、時々壁の染みについて哲学的なことを言い出すんだ。その奔放さが、甘く切ない衝動を静かに呼び覚ます。青春? それは、僕らが静かに楽しむ、繊細な官能のかけらが落ちている、ジグソーパズルの最後のピースみたいなものさ。



