それは、俗世の喧騒を置き去りにした深い山の中での出来事だった。秘境の旅館へと続く登山道で僕が出会ったのは、お尻がぷりんとした眼鏡美女。地味な装いの中にどこか寄る辺ない孤独を漂わせた彼女は、僕の差し伸べた手を困惑したように拒絶した。
しかし運命の歯車は露天風呂という名の密室で再び噛み合うことになる。湯船にぷかぷかと浮かぶ、白く柔らかな二つの膨らみ。その「間違い」が、僕たちの夜を、かけながしの温泉のように止めどない快楽へと変えていった。
楝蛙のかけながしの夜

タイトルは「かけながしの夜」。サークル名は楝蛙。
地酒の香りと地味な彼女が魅せる2種類の勃起を見る顔
お詫びに訪れた彼女の手には、地酒があった。浴衣の襟元から覗く白い肌と、アルコールで微かに火照った横顔。楝蛙の描くすごい綺麗な絵柄は、彼女の内に秘められた不道徳な経験値を鮮烈に描き出す。
「不倫男にしっかり仕込まれちゃったから…」。
彼女の口から漏れた告白。それは性欲をぶつけられてきた過去を感じるテクニックとして、僕の身体に直接刻み込まれることになる。地味なコだと思っていた彼女が、僕の性器の変化を静かに見つめる「2つの勃起を見る顔」。
温泉で見せた驚いた顔とセックス中の表情。その視線には、かつて誰かに調教された女の悲哀と今この瞬間に新しい快感に溺れようとする獣の欲望が混在していた。
連続射精を繰り返しても、夜はまだ終わらない。旅館での繰り返すセックスは、彼女が背負ってきた不純な過去を一つずつ丁寧に上書きしていく儀式のように思えた。
こんな君に送りたい。
メガネの奥に隠された地味な彼女の、あまりにも「仕込まれた」淫らな手つきと、秘境の夜に響く絶頂の声を、静かに、そして深く体感したいと願う君に。



