結婚の報告のために、彼は久しぶりに彼女の実家を訪れた。古い家の縁側で、あの強すぎる夏の日差しに照らされた彼女の妹の姿は、彼の記憶の中に硬くしまわれていた像とは異なっていた。かつての「背伸びしてついてきた子ども」ではなく、そこには落ち着いたショートヘアがよく似合う、まっすぐな視線を持った女性が立っていた。
少し大人びたその横顔に、昔から変わらない無防備な笑顔が混ざる。「久しぶりだね、お兄さん」。その軽い、しかし慣れ親しんだ呼び方が、妙に僕の胸に引っかかる。それはある種の静かなコードだった。
夜。古い家の木は、まるで深い呼吸をするように小さく軋む。薄く灯る廊下の明かりが、時間だけを切り取って見せる。姉が眠る気配を注意深く確認したあとで、僕たちはふたりの呼吸が触れ合う距離に近づいてしまう。
懐かしさというものは、時に記憶よりも身体のほうを動かしてしまうのだ。触れられた指先より先に、思い出がほどけていくような感覚。
これは安易に背徳を煽るための物語ではない。それは「忘れたと思っていた気持ちが、再会の一瞬で目を覚ますことはある」という、極めて静かな真実の話だ。恋人でも、ただの家族でもない関係の、名前のない場所で、心と肌がそっと寄り添ってしまう夜が、確かに存在しているのだ。

にゃあのえさの彼女との結婚報告に帰省したのに義妹とヤリまくりの数日間がはじまってしまった
タイトルは「彼女との結婚報告に帰省したのに義妹とヤリまくりの数日間がはじまってしまった」。サークル名はにゃあのえさ。



