前回までの射精記。
ふたりの射精部屋では照れることがなくなったことがあります。
わたしだけパンティは履き、ふたりは全裸になることが平気になりました。
こんな風に大人になっていくのですね。
笹岡くんはオナニーでいろんなかたちで新しい発見がある数発の射精を見せてます。おちんちんを触った手で頬や唇やおっぱいを触られることも、わたしは平気になりました。
そして相互オナニーで、ふたりのその日の性欲解消は終わるのです。
笹岡くんのわたしのあそこを触りたい気持ちが伝わりますが、過去にあったむりやり挿入しようとした反省からここだけは触れようとしません。
でもおっぱいを吸ったり舐めたりするのは、どんどんうまくなっていき、喘ぎ声が漏れるほど気持ちが良いです。
相互オナニーの最中に笹岡くんの手を取り、わたしのあそこに導こうともしました。
「きっとめっちゃすごい気持ちいいだろうなぁ」と妄想しながら、ぐっとこらえてイッちゃう。
そんなモヤモヤとしてイキながら、彼の射精を見る日々でした。
ある日、パンツの上からもはっきりわかるほど大きくなったおちんちんを、わたしからニギニギしました。
すると「手でしてほしい」と真剣な顔つきで笹岡くんは言うので、見様見真似で手コキを始めました。
とっても難しい。
笹岡くんのようにリズムカルにできない。もっと力を込めてほしいと言われるけれど、そうするとコントロールできなくなり、亀頭に手が当たっちゃう。
そのときにびくんとなる笹岡くんがかわいい。
わたしがうまくできなくても射精をさせることができますが、わたしが見たい射精には遠くもどかしい。
わたしが見たい射精を模索しながら、手でシコシコする日々です。
そこで気付くことがありました。
後ろからであればリズミカルな手コキできる二人羽織風
どうすればリズミカルに手コキをすることができるのだろうか?
いつもの笹岡くんのオナニーからの射精を見ていると、ひとつ気付いたことがあります。
彼と一体化すれば、リズムよく手コキできそう。
手コキからの射精を貪欲に求めたからの実験的な行為について、笹岡くんの「何を言っているんだこいつは?」の表情を一瞬読み取りましたが、すぐ受け入れます。
わたしは笹岡くんの後ろから手コキすることにしました。
「冷たくて細い指で最初に軽く握られるの好き」と言うので、わたしは「触った時に熱くてぎゅんともっと固くなるの、好き」と返します。
笹岡くんとの距離を詰めると、なんだかわたしが後ろから抱きしめているかたちになりました。
まるで二人羽織な手コキです。
「背中に当たるおっぱい、めっちゃ柔らかくて気持ちいい」
「制服とブラからもわかるんだね」と耳元で囁くと、ビクンとなる笹岡くん。
「耳で息が当たるのも、ゾクゾクする」というのでふーと吹きかけると、「あっ」と言った同時にどびゅどぴゅと強い射精をした笹岡くん。
「イク」と射精予告をしてほしかったのですが、いつもと違った視覚からの放出させる精液は新鮮でした。
いつも笹岡くんはこんな風に自分の射精を見ているんだ。
そしてもうひとつの発見。
おちんちんから射精するときの衝動的な感覚が指と手のひらに残る。
今まで見る射精ではなく、射精させる喜び。
またわたしに刺さる違った射精をここで見つけてしまったのです。
つづく。